イベント映像アーカイブ
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起業家育成セミナー 【学内教職員/学生対象】
社会が持続的な発展を続けていくには、イノベーションを継続して創出していくことが必要です。イノベーションの創出に関して大学が担う役割は大きく、特に大学発ベンチャーは、大学に潜在する研究成果を掘り起こし、新規性の高い製品・サービスにより、新規事業・新市場の創出を目指す「イノベーションの担い手」として期待されています。
その促進のため、研究者向けのプロフェッショナルによるプレゼンならびに研究者との双方向ディスカッションを企画しました。起業する際の手がかりやネットワーク構築等に興味のある方の参加をお待ちしております。
イベント映像アーカイブ学内限定版は以下リンクよりご覧いただけます。
※映像のテキスト・画像の無断転載・複製等を固く禁じます。
東北大学 Research Showcase vol.5
炎症を細胞生物学から理解する ~創薬への展開~
炎症は多彩な疾患の基盤となる生理現象であり、これまで多くの優れた
研究が、炎症を制御する免疫細胞の同定・解析を通じて進められてきました。
その一方で、どのように炎症の引き金が引かれるのか、その分子メカニズム
については、不明な点が意外なほど多く残されています。
東北大学では、炎症性サイトカインの産生に必要なインフラマソーム活性化、
リソソームストレスおよび細胞質ゾルDNAを起点とする炎症など、細胞内で
起きる様々な炎症反応に着目した最新の研究が展開されています。
本ウェビナーでは、これら最新の成果を紹介し、炎症反応を制御する新しい
化合物の創出などを目的とした産学連携の可能性を議論します。
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東北大学 Research Showcase vol.4
標的分子の検出を可能にする化学プローブ ~ツールの特性から考える企業利用の可能性~
最初は、タンパク質凝集体と不可逆的な共有結合を形成する発蛍光性の化学プローブを紹介します。このプローブは非変性状態のタンパク質とは反応せず、凝集タンパク質を選択的に標識します。質量分析によってタンパク質の部位レベルでの凝集性を解析することが可能です。
次に、疾患バイオマーカーやドラッグデリバリーツールとして注目されるエクソソームの脂質膜に結合する化学プローブを紹介します。このプローブは直径100nm程度の小胞表面の脂質膜に選択的に結合します。プローブの設計・機能の基礎と応用、また、そのエンベロープウイルスやワクチンなどの関連分野を含めた展望について紹介します。
最後に、細胞内局所の金属イオンの定量イメージングを可能にする局在型蛍光プローブを紹介します。蛋白質ラベル化技術を応用すると、細胞内現象の光操作も可能になります。これらの分子プローブ技術の創薬研究への展望についても紹介します。
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東北大学 Research Showcase vol.3
新たな疾患治療標的として注目されるフェロトーシス
~フェロトーシス研究をコアとした企業連携の可能性~
近年新たに見出されたフェロトーシスは、鉄依存的に生成した過酸化脂質の蓄積が起点となって誘導される、細胞膜破壊を伴う細胞死です。フェロトーシスは、神経変性疾患や虚血性疾患など多様な疾患の原因となる一方で、細胞内の鉄濃度が高い癌細胞の選択的排除が可能となる新たな癌治療戦略になり得ることから、フェロトーシスを標的とした創薬開発を行うベンチャー企業が急増しています。
東北大学では、過酸化脂質の分析や、フェロトーシス誘導の分子メカニズム、フェロトーシスによる病態形成の仕組みなど、世界に肩を並べるフェロトーシスに関する最新の研究が展開されています。本ウェビナーでは、関連する最新の成果を紹介し、それらを軸とした企業連携の可能性を議論します。
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東北大学 Research Showcase vol.2
臨床研究ハブとしての大学病院薬剤部 ~これまでの取り組みと企業連携の可能性~
東北大学病院薬剤部ではこれまで、胆汁酸、ステロールやリン脂質をはじめとした内因性脂質代謝物の精密かつ網羅的解析を駆使し、大学病院の診療科と連携しながら、診断・病態進行バイオマーカーを開発してきました。現在、薬剤性肝障害といった肝疾患への適用や個別化医療等への展開を視野に研究を続けています。
我が大学病院薬剤部の代謝物解析技術と大学病院の臨床サンプルを用いることでワンストップの病態解析が可能になります。
本講演では、これまでの成果と現在取り組んでいる研究を紹介し、連携の可能性を議論します。
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東北大学 Research Showcase vol.1
研究ツールとしての生物モデル ~"これまで"の活用例と"これから"の可能性~
研究ツールとしての生物モデルとして、線虫、メダカ、ショウジョウバエの3種の生物をご紹介し、それらの活用例を提案します。
線虫では、加齢に伴うサルコペニア、筋ジストロフィー症、熱中症による筋崩壊など、主に筋ミトコンドリア動態と症状との関連性について研究しており、ヒト難治性疾患治療薬候補化合物の効果に関する最近の研究成果を含め長所を紹介します。
メダカは日本各地から90種以上の地域集団が収集され、維持されています。それら集団間の表現型比較やゲノム編集技術により、メダカが脊椎動物のダイバーシティ創出機構を解析する実験動物として有用であることを紹介します。
ショウジョウバエは100年以上も前から遺伝子の発見や機能解析の研究に役立っています。10日で卵から成虫になることを活かした発生学的研究、70日という短寿命を活かした老化・疾患研究での有効なモデル生物であることを紹介します。