プロジェクト
マテリアルサイエンス分野ソフトマター開発ワンストップ
ソリューション創出プロジェクト
責任者東北大学 多元物質科学研究所
陣内 浩司 教授
プロジェクトの目的・背景
ソフトマテリアル研究拠点は、ソフトマテリアルの社会実装の加速・拡大を背景に、計測科学と計算科学の融合により、多くの社会ニーズに応えるワンストップソリューションの提供を目指す体制で活動します。
計測科学においては、最新鋭のソフトマテリアル用電子顕微鏡や分光分析技術に加え、新たにクライオ電子顕微鏡を導入することで計測インフラの拡充を図るとともに、青葉山キャンパスに建設が進んでいる次世代放射光施設との連携を視野に入れるなど、学内計測インフラも含めたマルチモーダルな計測ネットワークを構築し提供します。また、得られた計測データに基づき、AI技術・シミュレーション技術を用いたソフトマテリアルの機能予測や分子単位から高次構造までのマルチスケールでの反応予測など行い、ソフトマテリアルの社会実装に向けた共創的な活動を目指します。 東北大学はこれまで、金属材料をはじめとするハードマテリアル研究やその評価技術としての電子顕微鏡を用いた材料科学の分野において、長い歴史と実績を有しています。これに加え、本拠点が、マルチモーダル計測とマルチスケール計算の融合によりソフトマテリアル材料研究開発を革新的に躍進させ、ソフトマテリアルの新たな設計・解析ソリューションを社会に展開することを目指します。
次世代放射光と東北大の連携によるマルチな解析プラットフォームの構築